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「栄養価の高いドッグフード=良いフード」と思われがちですが、犬にとって大切なのは栄養の量よりも「栄養バランス」です。犬の年齢や健康状態によっては、栄養の過剰摂取が体に負担をかけることもあり、注意が必要です。
本記事では愛犬の健康を守るため、本当に大切な「栄養バランス」の考え方と、おすすめのフードをご紹介します。
愛犬の健康に必要な7つの栄養素
犬が健康を維持するために必要な基本の栄養素は、以下の7つです。
- タンパク質:筋肉・皮膚・被毛の構成や免疫に関与
- 脂質(脂肪):エネルギー源であり、脂溶性ビタミンの吸収を助ける
- 炭水化物:体を動かすための主要なエネルギー源
- ビタミン:体内の代謝や免疫機能をサポート
- ミネラル:骨や歯の形成、体内の調整機能に不可欠
- 水分:代謝や排泄を助け、体温調節にも必要
- 食物繊維:腸内環境を整え、便通を促進
これらを適切な量とバランスで含んでいるのが「総合栄養食」です。総合栄養食を主食にすることで、愛犬は日々必要な栄養をしっかり摂取できます。
栄養価の高いドッグフードを選ぶポイント
ここでは、総合栄養食の中から、栄養価の高いドッグフードを見極めるために重要な5つのポイントを紹介します。
1. 主原料タンパク質が動物性か?植物性か?タンパク質品質は?
犬は肉食に近い食性を持つため、ドッグフードには、高品質な動物性タンパク質が豊富に含まれているのが理想です。
フードを選ぶ際は、原材料表示の一番最初に記載されている主原料に注目しましょう。「国産鶏肉」や「新鮮な鹿肉」のように、どのような肉が使われているか具体的にわかるものが良質なフードの証です。人間が食べられる品質を意味する「ヒューマングレード」の表記も、安全性を判断する重要な基準となります。
一方で、主原料が「大豆」や「トウモロコシ」などの植物性タンパク質であったり、動物性でも「ミートミール」や「肉副産物」といった曖昧な表記のものは、どのような部位が使われているか不明なため注意が必要です。
2. 高カロリー(360kcal / 100g以上)か
「高カロリー」と聞くと肥満を心配されるかもしれません。しかし、ここで言う高カロリーとは、「少ない量でも、必要なエネルギーと栄養素を効率よく摂取できる」という意味です。
低品質な穀物などで量を増やしたフードは、カロリーが低く、たくさんの量を食べないと必要な栄養が摂れません。一方、良質な肉や魚をふんだんに使ったプレミアムドッグフードは、自然とカロリーが高くなり、少量でも満足できる栄養価を実現します。
目安として、100gあたり360kcal以上のカロリーがあるフードは、栄養が凝縮されていると言えるでしょう。食が細い子や活動量の多い子、病中病後で体力をつけたい子には特におすすめです。ただし、与えすぎには注意が必要です。
3. 消化をサポートする配慮があるか?
どれだけ栄養価の高いドッグフードでも、愛犬が消化・吸収できなければ意味がありません。特に、栄養が凝縮されているプレミアムドッグフードは、タンパク質や脂質の含有量も多い傾向にあるため、消化への配慮がされているかどうかが重要なチェックポイントになります。
具体的には、以下のような成分や工夫に注目しましょう。
- プロバイオティクス(乳酸菌など): 善玉菌を直接腸に届け、腸内環境のバランスを整えます。
- プレバイオティクス(オリゴ糖、食物繊維など): 腸内の善玉菌のエサとなり、その働きを活発にします。
- 消化酵素: タンパク質や脂質の分解を助け、栄養素の吸収をスムーズにします。
- 製造方法の工夫: 栄養素が壊れにくい低温調理など、製造工程にまで配慮されているフードは、より消化に優しいと言えます。
4. 余分な添加物は含まれていないか?
栄養価の高いプレミアムドッグフードは、犬の健康にとって不要、あるいはリスクが懸念される、余分な添加物を使用しません。パッケージの裏面をチェックし、以下のような合成添加物が含まれていないかを確認しましょう。
- 合成酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキンなど)
- 人工着色料、発色剤
- 人工香料、甘味料
これらの添加物は、アレルギーや体調不良の原因になる可能性が指摘されています。品質の高い原材料を使っていれば、人工的な香料や着色料で嗜好性を高める必要はありません。素材本来の味と栄養を大切にしているフードを選びましょう。
5. 食いつきはいいか?
栄養価が高くても、愛犬が食べてくれなければ栄養を摂ることはできません。食いつきの良さは、主原料の品質に大きく左右されます。新鮮で高品質な肉や魚をふんだんに使ったフードは、人工的な香料に頼らなくても、犬の食欲を自然に刺激する豊かな香りを持っています。
ただし、犬にも個々の好みがあるため、まずは少量から試し、愛犬の反応を見てから、本格的な切り替えを検討するのが良いでしょう。
栄養価の高いプレミアムドッグフードならsowaka
「sowaka」は、全150品目もの食材をバランス良く配合したプレミアムドッグフードです。獣医師と漢方専門家の知見を結集し、国産を含む厳選素材30種に、120種もの和漢植物やサプリ成分を独自のバランスで配合しました。
sowakaでは、一頭一頭異なる愛犬の個性や健康状態に、寄り添う食事を提供するため、毎日の主食となる「総合栄養食」2種と、特定の悩みに応える「特別療法食(躍膳)」5種をご用意しています。
これにより、愛犬の年齢や体質に合わせて必要な栄養を補い、不要な成分は抑えるといった、きめ細やかな栄養設計を実現。高い栄養価と最適なバランスを両立させたsowakaは、愛犬に一日でも長く、元気で過ごしてほしいと願う飼い主様にこそ選んでいただきたい逸品です。
完膳食(総合栄養食)
健康な犬が毎日元気に過ごすための総合栄養食は、健康維持や免疫維持に必要な栄養素をバランスよく配合し、日々の主食として適しています。
- 年代別設計(7歳以下の「成犬・幼犬用」・8歳以上の「シニア」)
- 年齢に応じた理想的な栄養バランス
- 不調がない愛犬の毎日の健康サポートに最適
参考:https://sowaka.tokyo/kanzensyoku
躍膳(特別療法食)
最新の臨床栄養学と東洋の知恵を組み合わせた症状別に対応したレシピ。
必要な栄養素はしっかり満たしつつ、特定の臓器や症状に配慮した栄養設計が特徴です。
- 該当臓器に負担をかけないための栄養制限
- 再生や機能維持のために必要な栄養は十分に補給
- 症状や体調に合わせて食事面からサポート
また、総合栄養食だけではなく、特別療法食もAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の総合栄養食基準を遵守し、あえて極端な栄養制限はかけず、長期間の継続給餌でもバランスよく栄養補給できるような設計になっています。
参考:https://sowaka.tokyo/yakuzen
栄養価の高いドッグフードを与える際の注意点
栄養価の高いフードは正しく与えることで、その効果を最大限に発揮します。切り替える際には、以下の3つの点に注意してください。
新ドッグフードへの切り替えは、ゆっくり徐々に
栄養価の高いフードに限らず、急にフードを切り替えると、愛犬の消化器官に負担がかかり、消化不良や下痢・嘔吐などを起こす可能性があります。1週間~1ヶ月ほどかけて、今までのフードに少しずつ混ぜながら慣らしましょう。愛犬の便の状態を見ながら、その子のペースに合わせて進めることが大切です。
適量を計算してから与える
栄養価の高い(高カロリーな)フードは、少ない量で十分なエネルギーが摂れるため、今までのフードと同じ感覚で与えると、カロリーオーバーになり肥満の原因となります。
必ずパッケージに記載されている給与量を確認し、愛犬の体重や年齢、活動量に合わせて、1日あたりの適量を正確に計量して与えてください。「少し足りないかな?」と感じるくらいの量が、適正量であることも少なくありません。
水分補給も忘れずに行う
栄養価の高いフード、特に高タンパクなフードは、体内で栄養素を代謝する過程でより多くの水分を必要とします。また、フードの水分含有量が少ないドライフードを主食にしている場合は、食事だけでは水分が不足しがちになります。
ドライフードを与える際はもちろん、食事の時以外でも、常に新鮮な水をいつでも飲める環境を整えてあげましょう。
まとめ
「栄養価が高い=万能」ではありません。大切なのは、愛犬の年齢や体調に合った栄養バランスと、安心して与えられる原材料の品質です。この記事で解説したポイントを参考に、パッケージの表示をしっかり確認し、愛犬の食いつきや体調の変化も見ながら、その子に最適なフードを選んであげましょう。
免疫ケアや栄養バランスに配慮し、年齢や体調に合わせて、総合栄養食(完膳食)2種類と特別療法食(躍膳)5種類をご用意。大切な愛犬の毎日に、上質な食事というかたちのやさしさをお届けします。
完膳食(総合栄養食)は健康維持や免疫維持に必要な栄養素をバランスよく配合し、日々の主食として適しています。
- 年代別設計(7歳以下の成犬・幼犬用、8歳以上のシニア用)
- 年齢に応じた理想的な栄養バランス
- 不調がない愛犬の毎日の健康サポートに最適
- 該当臓器に負担をかけないための栄養制限
- 再生や機能維持のために必要な栄養は十分に補給
- 症状や体調に合わせて食事面からサポート
また、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の総合栄養食基準を遵守しているため、極端な栄養制限はなく、長期間の継続給餌でも安心してお使いいただけます。
