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筋肉や健康的な体づくりに欠かせないのが「タンパク質」です。最近では、高タンパクをうたうドッグフードが増えていますが、「高タンパクなら何でも良い」というわけではありません。実は選び方を間違えるとかえって内臓に負担をかけたり、肥満の原因になったりすることも。この記事では、高タンパクドッグフードの正しい基準や選び方、与えるコツをわかりやすく解説します。
高タンパクのドッグフードとは?
高タンパクドッグフードとは、犬の筋肉や皮膚、被毛などの体づくりをサポートするタンパク質を多く含んでいるフードのことです。
タンパク質は、筋肉・皮膚・被毛・臓器などを構成する重要な栄養素であり、健康維持や免疫機能の強化にも欠かせません。
ただし、「高タンパク」といってもその基準はメーカーによって異なります。
以下、数値的な目安を解説します。
タンパク質は何%から高タンパク?
明確な基準はありませんが、一般的にタンパク質含有量が30%以上のフードが「高タンパク」と呼ぶことが多いです。
参考までに、AAFCO(米国飼料検査官協会)が定める最低基準は以下の通りです。
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成長期の子犬:22.5%以上
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成犬:18%以上
一般的な市販のドッグフード(総合栄養食)は、タンパク質が20%〜25%程度のものが主流です。これに対し、30%を超えるフードは、基準値を大きく上回り、一般的なフードよりも明らかにタンパク質が多いといえます。
ただし、「数値が高ければ高いほど良い」という単純な話ではありません。
タンパク質の摂取量は、犬の年齢・運動量・体重・健康状態(腎臓など)に合わせて、過剰にならない適切な量を選ぶことが重要です。
どれも同じではない!高タンパクのドッグフード選びが重要な理由
「とりあえずタンパク質が多いものをあげておけば安心」そう思ってフードを選んでいませんか?実は、高タンパクフードにはメリットだけでなく、選び方を間違えると愛犬の健康を損なうリスクも潜んでいます。ここでは、高タンパクのドッグフードを慎重に選ぶべき理由を解説します。
内臓に負担をかける可能性があるから
タンパク質を過剰に摂取すると、分解時に老廃物(尿素窒素)が増え、腎臓や肝臓に負担がかかります。
特に、もともと腎臓の数値が気になる犬や、水分をあまり摂らない犬の場合、高タンパク食が症状を悪化させる引き金になることがあります。また、シニア犬で内臓機能が低下している場合も注意が必要です。
健康な犬であれば問題ない範囲でも、愛犬の内臓の強さを考慮して選ぶ必要があります。
肥満や消化不良の原因になるから
高タンパクフードはカロリーが高い傾向にあります。
給与量を誤ると肥満の原因になり、さらに消化が追いつかないと下痢や軟便を引き起こすことも。「良質なフードに変えたのに、最近太ってきた」「便がいつもより臭い、柔らかい」といった変化が見られる場合、タンパク質が多すぎて消化吸収がうまくいっていないかもしれません。
高タンパクだから痩せるとは限りません。活動量に見合ったカロリーであるか、消化しやすい内容であるかを確認することが大切です。
タンパク質の「質」が保証されているとは限らないから
パッケージの「タンパク質〇〇%」という数値だけでは、その「質」までは判断できません。良質な肉や魚由来のタンパク質でも、消化の悪い植物性タンパク質でも、羽や爪などが混ざった低品質な副産物(ミール)でも、数値上は同じ「高タンパク」と表示できてしまうのです。
数値が同じでも、犬にとっての吸収効率や体への利用効率は雲泥の差があります。
数値の高さに惑わされず、「何から得られたタンパク質なのか(原材料)」を必ずチェックし、質の良い動物性タンパク源(鶏肉、魚、ラム、鹿など)を選びましょう。
高タンパクのドッグフードは目的で選ぼう
高タンパクドッグフードは、すべての犬に必須というわけではありません。愛犬のタイプや目的に合わせて取り入れることが重要です。
活動的な成犬のエネルギー補給と筋肉の維持
散歩や運動量の多い犬は、高タンパクドッグフードが最適です。
タンパク質を摂取することで、運動後の筋肉修復をサポートし、健康的な体型を保ちやすくなります。また、活動するためのエネルギー源としても効率よく利用されます。
ドッグランで走り回るのが大好きな犬、フリスビーやアジリティなどのドッグスポーツをしている犬などは、一般的なフードでは栄養が不足しがちです。消費カロリーが多い犬には、筋肉の元となるタンパク質をたっぷりと補給してあげましょう。
子犬の成長サポート
体が急激に大きくなる成長期の子犬には、高タンパクな食事が欠かせません。子犬は成犬の何倍ものスピードで骨、筋肉、内臓、血液などを作っています。この時期にタンパク質が不足すると、発育不全や免疫力の低下を招く恐れがあるため、十分な栄養が必要です。
AAFCOの基準でも、成犬用より子犬用の方が高いタンパク質量を求めています。子犬用として販売されているフードの多くが高タンパクなのはこのためです。
将来の丈夫な体を作るための投資として、子犬期は良質なタンパク質を十分に与えることが重要です。
シニア犬の筋力維持
食が細くなったシニア犬こそ、良質で高タンパクな食事が必要な場合があります。老化に伴い、犬も人間と同じように筋肉量が減少し、足腰が弱っていきます。また、消化吸収能力が落ちるため、少ない食事量でも効率よく栄養を摂取する必要があるのです。
低脂肪かつ良質な動物性タンパク質を含むフードを与えることで、筋力の維持をサポートできる場合があります。
ただし、腎臓病の疑いがある場合は高タンパク食がNGとなることもあるため、シニア犬の場合は必ず獣医師に相談してから切り替えましょう。
愛犬に合う高タンパクのドッグフードを見極めるには?4つのポイント
ここでは、実際に商品を選ぶ際、どこを見れば良いのか、4つのチェックポイントを紹介します。
タンパク質の原材料は明確であるか
パッケージ裏の原材料表示の先頭に「チキン」「サーモン」「ラム」「鹿肉」など、動物性タンパク質の種類が明確に記載されているかを確認しましょう。
植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が、犬にとって消化吸収が良いです。また「肉類」「動物性タンパク」など曖昧な表記は要注意です。「高タンパク」の内容が、愛犬の胃腸に優しい良質な動物性素材であるかを最優先でチェックしてください。
愛犬のライフステージや健康状態に合っているか
パッケージ裏に記載されている「対象年齢」や「対応する健康状態」を必ず守りましょう。同じ高タンパクでも、子犬・成犬・シニア犬で必要量が異なります。成長期の子犬に「シニア用」の高タンパクフードを与えても、カロリーやミネラルバランスが合わず発育に悪影響が出る可能性があります。逆に、運動量の少ないシニア犬に「活動犬用」を与えると肥満になります。
全年齢対応のものを選ぶか、今の愛犬の年齢に特化したものを選びましょう。
不要な添加物が含まれていないか
合成保存料や着色料、香料などの不要な添加物が使われていない無添加フードのを選びましょう。
高タンパクな原材料は酸化しやすいため、強力な合成酸化防止剤(BHA、BHTなど)が使われていることがあります。これらは発がん性のリスクなどが懸念されており、毎日の食事で摂取するのは望ましくありません。
愛犬の健康のために高タンパクを選ぶのに、添加物で体を傷つけては本末転倒です。原材料欄の添加物チェックは必須です。
タンパク質と脂質のバランスは適切であるか
タンパク質の数値だけでなく、「脂質」や「カロリー」とのバランスも見極めましょう。タンパク質が多すぎると脂質とのバランスが崩れ、肥満や内臓負担の原因になります。
理想は、タンパク質25〜35%・脂質10〜15%前後の範囲です。愛犬の体型や活動量にマッチした脂質バランスのフードを探すのがおすすめです。
高タンパクのドッグフードを上手に与えるためのコツ
良質なフードを選んだら、次は与え方です。急に切り替えると体調を崩すこともあるため、以下のコツを押さえておきましょう。
現在のフードから少しずつ切り替える
新しい高タンパクフードへの切り替えは、1週間〜10日ほどかけてゆっくり行いましょう。犬の胃腸は環境の変化に敏感です。特に、一般的なフードから急に高タンパクフードに変えると、消化吸収のシステムが追いつかず、下痢や軟便を起こしやすくなります。
【切り替えの例】
- 1日目:いつものフード9割 + 新しいフード1割
- 3日目:いつものフード7割 + 新しいフード3割
- 7日目:半分ずつ
- 10日目:すべて新しいフードに
便の状態を見ながら、少しでも緩くなるようであれば切り替えのペースを落としてください。
パッケージ記載の給与量を守る
目分量で与えず、必ずスケール(はかり)で計量して与えましょう。高タンパク栄養価が高く凝縮されているため、=高カロリーな傾向にあるため、食べ過ぎは肥満のもとです。
必ずメーカーが推奨する給与量を参考に、愛犬の体重に合わせた適正量を守りましょう。
愛犬の体調や便の状態を毎日チェックする
切り替え後しばらくは、便の状態、毛艶、体臭の変化を観察しましょう。どれだけ高品質なフードでも、個体差によって「合う・合わない」が必ずあるからです。特に便の臭いが極端に強くなった場合は、タンパク質が消化しきれていない可能性があります。
新鮮な水をいつでも飲めるようにする
高タンパクフードを与えている間は、水分摂取量を増やす工夫をしましょう。タンパク質の分解過程で発生する老廃物を尿として排出するためには、通常よりも多くの水が必要です。
飲み水をこまめに交換するだけでなく、フードをぬるま湯でふやかして与えたり、ウェットフードをトッピングしたりして、食事から水分を摂らせるのも有効です。
迷ったら獣医師に相談する
愛犬に高タンパクフードを与えて良いか不安な場合は、獣医師に相談するのが一番です。外見ではわからなくても、健康診断の血液検査で肝臓や腎臓の数値に異常が見つかる場合があるからです。隠れた疾患がある場合、高タンパク食が病気の進行を早めてしまうリスクがあります。
自己判断せず、獣医師の意見を取り入れ、愛犬にとってベストな選択をしてあげましょう。
※なお、当記事を監修している自然の森製薬では獣医師から指導を受けた薬膳ペット栄養相談士が常駐しております。不安な点はいつでもお問い合わせください。
まとめ
高タンパクドッグフードは、筋肉維持・成長サポート・体力向上に効果的な一方で、選び方や与え方を誤ると内臓への負担になることもあります。
大切なのは、愛犬の体に合ったタンパク質量と質のバランスを見極めること。
もし、良質なタンパク質をバランスよく摂取させたいとお考えなら、国産でヒューマングレード品質の「sowaka(ソワカ)」がおすすめです。
sowakaは、「消化吸収の良い新鮮な生肉・生魚(ヒューマングレード)」を主原料に使い、犬の体に負担をかけない最適な栄養バランスを獣医師と共に追求しました。
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sowaka公式ホームページ:https://sowaka.tokyo/
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- 年代別設計(7歳以下の成犬・幼犬用、8歳以上のシニア用)
- 年齢に応じた理想的な栄養バランス
- 不調がない愛犬の毎日の健康サポートに最適
- 該当臓器に負担をかけないための栄養制限
- 再生や機能維持のために必要な栄養は十分に補給
- 症状や体調に合わせて食事面からサポート
また、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の総合栄養食基準を遵守しているため、極端な栄養制限はなく、長期間の継続給餌でも安心してお使いいただけます。
